映画を観に行くとき、「本編って何分後に始まるの?」と気になったことはありませんか?
予告編やCMが流れる時間をあらかじめ知っておくと、落ち着いて映画館に向かえます。
この記事では、映画の本編が始まるまでの時間や、映画館ごとの違い、スムーズな入場のコツまで、やさしくご紹介します。
映画の本編はいつ始まる?予告とCMの長さをチェック
映画館での上映時間には予告編やCMも含まれています。本編が実際に始まるタイミングや、平均的な予告時間を知っておくと、余裕を持って席に着けて安心です。
上映時間=本編時間ではない!本編はいつから?
映画のチケットや映画館の公式サイトに表示されている「上映時間」は、実は本編のスタート時間ではありません。
この時間には、映画本編だけでなく、上映前に流れる予告編やコマーシャルの時間も含まれています。そのため、上映時間ちょうどに映画館に到着しても、すぐに本編が始まるというわけではないのです。
予告編やCMは、映画の雰囲気を高めたり、今後の上映作品を知るきっかけになったりと、映画鑑賞の前の大切な“前奏”のような存在です。しかし、「予告編は飛ばしてもいいから本編にだけ集中したい」という方にとっては、この時間の長さを知っておくことがとても重要になります。
予告編・CMの平均時間はどれくらい?
予告編やCMの長さは映画館によって異なりますが、おおむね10分〜15分程度が一般的です。映画によっては、さらに多くの予告が流れる場合もありますし、企業広告が含まれることもあります。
また、人気映画の公開時期や週末の混雑時などには、特別な告知映像やキャンペーン映像が流れることもあり、20分近くになることもあります。余裕を持って行動できるように、こうしたことも頭に入れておくと安心です。
上映時間から本編開始を予測する方法
たとえば「14:00上映開始」と書かれている場合、実際に本編がスタートするのは14:10〜14:15ごろになることが多いです。
この時間差を活かして、上映直前にトイレに行ったり、飲み物を買ったりする余裕が生まれます。
特にお子さま連れや映画館初心者の方は、予告編を上手に“余裕の時間”として使うと、落ち着いて映画を楽しめますよ。
本編の冒頭は、作品の世界にぐっと引き込まれる大切なシーン。少し早めに着いて準備を整えておけば、気持ちにも余裕が持てて、より豊かな映画体験ができます。
【映画館別】予告の長さと本編開始時間はどう違う?
映画館ごとに予告編の長さや本編の開始タイミングには違いがあります。事前に傾向を知っておくと、「間に合わなかった!」を防げて安心です。
TOHOシネマズ:予告が長め?本編開始までの目安
TOHOシネマズでは、予告やCMが10分〜15分ほど流れるのが一般的です。実際に本編が始まるのは、上映時間の10分から15分後と考えておくとよいでしょう。映画館によって多少の差はあるものの、多くのTOHOシネマズでは本編のスタートが安定して遅めです。
特に話題作の上映時や週末・祝日などは、より多くの予告編が流れる傾向があります。そのため、上映時間ぴったりに到着しても、焦ることはありませんが、逆に予告を見たい方は、余裕を持って座席につくのが安心です。TOHOシネマズのアプリや公式サイトでも予告時間に関する案内が掲載される場合がありますので、気になる方は事前に確認しておくとよいでしょう。
イオンシネマ:予告は短め?すぐ始まることも
イオンシネマでは、TOHOシネマズに比べて予告編が短めな傾向にあります。平均して5〜10分程度で本編が始まることが多く、「すぐ本編に入りたい!」という方にとっては嬉しいポイントかもしれません。
ただし、その分、本編が早めにスタートする可能性も高いため、「予告だけ飛ばして入場しよう」と思っている方は要注意です。特に混雑している日や時間帯によっては、予告が短縮されていたり、広告が省略されている場合もあります。イオンシネマも公式アプリなどで上映の流れを確認できることがあるので、チェックしておくと安心です。
ユナイテッド・109・MOVIXなど他の映画館事情
ユナイテッド・シネマや109シネマズ、MOVIXなどの映画館でも、予告編の長さはそれぞれ異なります。一般的には10分前後が目安ですが、作品や時間帯、キャンペーンによって変動することがあります。
また、映画館によっては上映前に「マナー映像」や「地域限定CM」が含まれており、それが予告編に加算される場合も。公式サイトやSNSで「本編開始時間の目安」や「予告の長さ」を事前に案内してくれることもあるため、気になる映画館はチェックしておくと安心です。特に初めて利用する映画館では、その傾向を知っておくことで、スムーズな鑑賞体験につながります。
【途中入場OK?】映画が始まって何分後まで入れる?
本編が始まってからでも映画館に入場できることがほとんどですが、注意点もあります。途中入場のマナーやチケットの取り扱いを解説します。
基本ルールと注意点|暗転後の入場マナー
ほとんどの映画館では、本編が始まってからでも入場は可能です。ただし、館内の照明が暗くなった後の入場にはいくつか注意点があります。まず、暗がりの中で自分の座席を見つけるのが難しくなるため、他のお客さんの視界をさえぎってしまったり、つまずいてしまったりする可能性もあります。
また、暗い中での入場は周囲に気を遣う必要があり、自分自身も気持ちが焦ってしまいがち。映画の世界にスムーズに入り込むためにも、できるだけ明るいうちに席につくことが望ましいです。もし遅れてしまった場合は、足元に注意して静かに移動し、周囲に配慮した行動を心がけましょう。
間に合わなかったらどうなる?チケットの扱い
基本的に、上映時間に遅れてもチケットの返金や振替はできません。映画館ではあらかじめ「時間に遅れても鑑賞は可能だが、払い戻しはできない」と明記されていることがほとんどです。
「ちょっとだけ遅れるつもりが、大事な冒頭シーンを逃してしまった…」なんてこともよくある失敗談です。作品によっては、冒頭から物語の鍵を握る重要なシーンが始まることもあるので、ほんの数分の遅れが作品の理解度に影響を与えることも。
また、レイトショーや特別上映などでは、時間に対する制限がより厳しく設定されている場合もあります。上映時間をしっかり確認し、余裕を持って行動することがとても大切です。
本編開始に間に合う行動計画のコツ
映画開始時間の15〜20分前には映画館に到着しておくのが理想的です。なぜなら、その時間に到着することで、館内の状況を把握しながら、飲み物やポップコーンを買ったり、トイレに行ったりといった準備を落ち着いて済ませられるからです。
また、上映前にマナー映像や予告編を見ておくことで、気持ちの切り替えや作品への集中がしやすくなります。急いで着席すると心がバタバタしてしまいがちですが、時間に余裕があると気持ちも安定して、映画の世界にゆったり入り込めますよ。
さらに、お子さん連れや年配の方との鑑賞時は、移動や準備に時間がかかることもあるため、より多めに見積もっておくと安心です。
ギリギリ入場は実際どうなの?
「予告編は飛ばして入ればいいかな…」と思っても、ギリギリ入場には思わぬ落とし穴があります。よくあるトラブルや注意点を体験談ベースでご紹介します。
チケット購入・売店・トイレの混雑リスク
上映直前は多くの人が一斉にロビーに集まるため、非常に混雑しやすくなります。特に人気作品の公開日や週末・祝日は、チケットの発券機に行列ができたり、売店で飲み物やポップコーンを買うのに時間がかかることもあります。
また、映画館によっては飲食物の注文に時間がかかる場合や、キャッシュレス決済の処理が混雑で遅れることも。こうしたトラブルを避けるためにも、上映開始の20〜30分前には映画館に到着しておくのが理想です。
トイレも同様に、上映前の時間帯は特に混み合います。女性用トイレは特に待ち時間が長くなりがちなので、早めに済ませておくと安心です。焦って席に戻ると気持ちがバタついてしまい、映画に集中しづらくなることもあるので、余裕を持った行動が快適な映画体験につながります。
暗い館内で座席が探しにくい…
本編が始まってしまうと、館内は照明が落とされてかなり暗くなります。その中で座席番号を探すのは、慣れていないと意外と難しいもの。足元が見づらく、段差や通路でつまずいてしまうリスクもあります。
とくに中段〜後方の席はステップがあるため、注意しないと転びそうになることも。
スマートフォンのライトで照らすのは簡単ですが、周囲の人の視界を妨げたり、映画の雰囲気を壊してしまうこともあるため、できるだけ控えたいところです。できれば、館内が明るいうちに席についておきましょう。
マナー動画や注意事項を見逃すデメリット
映画の上映前には、スマホの電源を切るよう促すマナー動画や、館内での禁止行為についての案内映像が流れます。これを見逃してしまうと、ついうっかりスマホの音が鳴ってしまったり、おしゃべりや飲食のマナー違反をしてしまう原因になることも。
また、災害時の避難経路についての案内など、安全に関する情報も含まれていることがあるため、見ておくことはとても大切です。
上映前の数分間をしっかり活用して、心の準備を整えることが、気持ちよく映画を楽しむコツにつながります。
スムーズな入場と快適な鑑賞のためのポイント
はじめて映画館を訪れる方でも安心して楽しめるように、到着のタイミングや持ち物、座席の選び方などをやさしく解説します。
映画開始15分前には着くのがおすすめ
特に映画館に慣れていない方は、15〜20分前に到着するのがベストです。なぜなら、早めに着くことで、チケットの受け取りや売店での買い物、トイレの利用などをゆっくり済ませることができるからです。急いで行動すると気持ちにも焦りが出てしまい、映画の内容が頭に入りにくくなってしまうことも。ゆったり準備できるだけで、映画がもっと楽しく感じられますよ。
また、上映前に流れるマナー映像や予告編を見ることで、自然と映画の世界に入り込む準備ができます。心の余裕は、作品を深く楽しむための大切な要素です。とくに話題作や土日祝日の上映回は混雑しやすいので、早め行動を心がけましょう。
トイレ・飲み物・スマホ電源は事前に準備
上映中に席を立つと、周囲の方にとっては視界がさえぎられるなどの迷惑になることがあります。暗い館内では移動も危険が伴うので、上映が始まる前にトイレを済ませ、飲み物や軽食を手に取り、スマートフォンの電源をしっかり切っておきましょう。
とくにスマホのバイブ音や画面の光は、ほかの観客の集中を途切れさせてしまう原因になります。映画館はみんなで作品を楽しむ空間なので、ほんの少しの気配りが大きな快適さにつながりますよ。
中央席は初心者におすすめ!快適な座席選び
はじめて映画館に行くなら、中央よりの座席がバランスよく映像と音を楽しめるため特におすすめです。前すぎると首が疲れてしまうこともありますし、後ろすぎると音がこもって聞き取りにくいこともあります。
中央のやや後方を選ぶと、全体を見渡しやすく、スクリーンの映像もくっきり見えて、音響も最適なバランスで楽しめます。映画館によっては「おすすめ座席エリア」を表示している場合もあるので、座席選びの参考にしてみるのもいいですね。
【ちょっと気になる】予告編は見たほうがいい?見ない派の本音も
予告編を楽しみにする人もいれば、ネタバレを避けたい人も。それぞれの視点と映画館側の理由をバランスよくご紹介します。
予告を楽しみにしている人の声
「この映画も観たい!」「次の作品も面白そう!」とワクワクできるのが予告の魅力です。
予告編を見ることで、まだ公開されていない作品の雰囲気やストーリーの一部を知ることができ、「次に観に行く映画」の候補を見つける楽しさもあります。
さらに、作品の世界観に少しずつ入り込む“準備時間”としても予告編はとても優秀です。
急に本編が始まるよりも、予告編を通して気持ちを映画モードに切り替えられるのは、映画ファンにとっては嬉しいポイントですね。
中には、「この監督の新作も観たい!」「あの俳優さんが出てる映画、チェックしよう」と、新たな発見につながることもあり、予告編は映画の楽しみ方を広げてくれる大切な要素です。
ネタバレがイヤ?飛ばしたい人の本音
一方で、「見たい映画の予告でストーリーの核心に触れられてしまった」「感動のシーンが予告で流れてしまい、本編での驚きが薄れた」という声も少なくありません。
ネタバレを避けたい人にとっては、予告編はある意味“見ない方が楽しめる”コンテンツでもあります。
本編に集中したいという方は、あえてギリギリに入場することで予告編を避けるという選択をしていることも。
そのスタイルもまた、映画の楽しみ方のひとつですね。
映画館側の事情|なぜ予告編は流れるのか?
予告編が上映される背景には、映画館側の事情もあります。
予告編は映画館がスポンサー収入を得るための貴重な時間であり、広告主にとってもターゲットに直接リーチできる絶好のタイミングとなります。
また、次回作の宣伝として、配給会社が組み込んでいることも多いため、映画館としては上映前に流すことが半ば“セット”になっています。
加えて、予告編があることで観客が着席を済ませる時間にもなり、映画館全体の運営がスムーズに進むというメリットも。
つまり、予告編には作品の紹介だけでなく、観客と映画館の双方にとっての利便性も含まれているのです。
まとめ|映画は本編が何分後に始まるかを把握して、快適に鑑賞しよう
映画は「上映時間ちょうど」に行っても、本編がすぐ始まるとは限りません。
予告編やCMの時間を考えて、少し余裕を持って行動することで、快適に映画を楽しめます。
映画館ごとの違いや、自分に合ったスタイルを知って、より楽しい映画時間を過ごしてくださいね。