せっかく楽しみにしていた万博の日に、まさかの雨……。そんなとき、「行くのをやめようかな？」と思ってしまうかもしれません。でも、雨の日こそ楽しめる万博の魅力があるんです。
この記事では、雨の日でも快適に過ごすための準備や必須アイテム、移動や写真撮影のコツまで、プロ目線でしっかり解説します。雨の日の不安をワクワクに変えて、特別な一日を楽しみましょう！
雨の日の万博を楽しむための準備
雨の日でも万博を快適に楽しむためには、天候の傾向や屋内施設の特徴を知り、心構えをしておくことが大切です。
万博の基本情報と雨の日の特別な魅力
万博会場は全天候型に完全対応しているわけではありませんが、雨の日には人出がやや減る傾向があり、人気パビリオンの待ち時間が短くなるメリットもあります。
また、雨に濡れた建築物や自然の風景が映えるので、写真好きにもぴったりなタイミングです。さらに、空気も澄んでいて、夏場であれば涼しさも感じられるのがポイント。
関西の天候と万博当日の雨対策
関西は梅雨時期（6月中旬〜7月中旬）や秋の台風シーズンに雨が多くなります。
当日の天気予報は前日からしっかり確認しておきましょう。
Yahoo!天気や気象庁のサイトで会場のピンポイント天気をチェックし、急な天候変化にも備えて雨具を準備するのが安心です。
雨天時の人気パビリオンとその特長
雨でも楽しめる屋内型パビリオンが多数あります。特に人気なのは、最新技術を体験できるデジタル系パビリオンや、長時間滞在できるシアター系の展示。室内の滞在時間が長いため、天候に左右されずに楽しめます。また、スタッフによるガイド付きの展示も雨の日ならではの丁寧な対応が期待できます。
必須アイテムを準備しよう
突然の雨でも困らないように、実用的で携帯しやすいアイテムを揃えておくと安心です。特に装備選びがカギになります。
リュックの選び方とおすすめアイテム
雨の日の万博では、両手が空くリュックタイプが最適です。
両手が自由に使えることで、傘やレインコートの着脱、チケットの提示など、細かな動作がスムーズに行えます。特に、防水加工された素材のリュックを選ぶことで、スマホやパンフレット、飲み物などが濡れずに済みます。
リュックの内部はポーチやケースで仕切り、濡れてもよいものと乾いたまま保ちたいものを分けて収納するのがおすすめです。たとえば、濡れた折りたたみ傘やレインコートを入れる専用のポーチがあると便利。さらに、急な雨に備えてリュックカバーを持ち歩くと、外側もしっかり保護できます。カラーも目立つものにすれば、迷子防止にも役立ちます。
快適に過ごすためのレインコート選び
傘だけでは会場内の移動は不便なので、レインコートは必須アイテムです。特に両手をふさがずに移動できる点が最大のメリット。レインコートは、動きやすく通気性のあるものを選ぶことが大切です。上下セパレートタイプならトイレ時にも扱いやすく、ポンチョ型は着脱が簡単で体型を選ばないのが魅力です。
おすすめは、ベンチなどに座るときにも汚れが気にならないように、着丈が長めで防汚加工が施されたタイプ。さらに、内ポケットがついているものは、スマホやチケットを濡らさず収納できて実用的です。素材は透湿防水性に優れたナイロンやポリエステル製が快適。
足元に優しい靴下やカッパのおすすめ
靴は防水スニーカーかレインブーツがベストです。長時間歩くことを考えると、クッション性の高い中敷きがあると疲れにくく快適です。
雨で靴が濡れたときのために、速乾性・吸湿性に優れた靴下を選びましょう。濡れた靴下で歩き続けると、靴ずれや冷えの原因になるので、予備の靴下も準備しておくと安心です。さらに、使い捨ての靴カバーを携帯すれば、突然の土砂降りにも対応できます。小さなお子さま連れには、全身をしっかり覆えるカッパタイプのレインウェアが便利で、着替えの手間も省けます。
カラーやデザインにこだわれば、子どもたちの気分もアップしますよ。
また、シューズカバーもおすすめです。
大阪は昨日（6/9）から梅雨入りしましたが、雨の中で万博を楽しんでいただくのにお勧めなのが、防水のシューズカバー。雨の中、広大な会場内を歩き回ると靴もかなり濡れます。簡易なものでもあると快適です。雨対策を万全にして万博へお越しください。お待ちしています！#大阪・関西万博 #雨 pic.twitter.com/KOgVbIe9rV
— Hitachi EXPO2025 (@hitachi_forum) June 10, 2025
便利な移動対策
雨で滑りやすくなる会場内の移動も、ちょっとした工夫で快適に。濡れない移動方法と休憩エリアの活用術をご紹介します。
雨天時の会場内移動を快適にするためのヒント
会場内では、濡れた床や混雑で滑りやすくなるエリアもあります。滑り止めのついた靴を選ぶことで、転倒リスクを軽減できます。また、階段やスロープでは必ず手すりを使い、特に混雑時は足元をしっかり確認しながら歩くことが大切です。さらに、事前に会場マップを確認し、屋根付きの通路や屋内エリアを経由するルートを考えておくと安心です。
マップアプリや公式アプリを活用すれば、天候による通行規制などの情報もリアルタイムで確認できます。移動が多くなる午後は、疲れやすいため、こまめにベンチで休憩を取りながら移動するのもおすすめです。
折りたたみ傘の活用法と持ち運び方
コンパクトで軽量な折りたたみ傘は、急な小雨やパビリオン間の短距離移動にとても便利です。持ち運び時には、防水ポーチやビニール袋に入れておくことで、バッグの中が濡れるのを防げます。また、傘が濡れたままの場合でも、内側が吸水性のある専用ポーチなら他の荷物に水が移らず安心。
ストラップ付きのモデルなら、リュックや手首にぶら下げてすぐに使える状態にしておけるので、両手を空けたいときにも便利です。最近はワンタッチで開閉できるタイプも増えており、片手で操作できるのも大きなメリットです。
大屋根エリアの活用と休息スポット
会場内には大屋根が設置されたエリアが複数あり、雨よけや休憩にぴったりです。特にランチタイムや午後のひと休みには重宝します。ベンチや飲食スペースのあるエリアでは、家族や友人とゆっくり会話を楽しみながら過ごすこともできます。
さらに、授乳室やおむつ替えスペースなども屋根付きエリアに併設されていることが多く、子連れ来場者にも便利です。混雑を避けるためには、時間帯をずらして利用したり、イベントの合間など人が少なくなるタイミングを見計らって確保するのがコツです。空いた時間に休憩を挟むことで、体力の温存にもつながります。
万博の予約と入場について知っておくべきこと
雨の日でもスムーズに入場し、効率よく回るためには事前準備と当日の情報確認がポイント。ルールも要チェック！
事前予約のメリットとアクセス方法
雨の日は来場者が減るとはいえ、人気パビリオンの予約は早めに確保しましょう。アプリやWebから事前予約ができるものも多く、当日の行動がスムーズになります。
電車やバスなど、アクセス方法も事前に確認しておくと雨天時の移動も安心です。
雨天時の入場ルールと注意点
大雨や強風が予想される日は、安全確保のため一部のエリアが封鎖されたり、イベントが中止になることもあります。そのため、公式ホームページやSNSでの最新情報を必ず当日朝までにチェックするのが大切です。また、来場前にアプリの通知設定をオンにしておけば、緊急情報をリアルタイムで受け取れます。
会場によっては、混雑を避ける目的で傘の使用が制限される場所もあり、通路の幅が狭いエリアでは他の来場者との接触を避けるためにもレインコートが推奨されます。特に強風時には傘が危険を伴うこともあるため、より安全で動きやすいレインコートを準備しておくと安心です。
また、ベビーカーや車椅子を利用する方は、あらかじめスロープの位置や屋根付きの通路、優先入場ゲートの有無を確認しておきましょう。雨天時は滑りやすい床も多いため、滑り止めマットやレインガードなどを活用することで、移動中のトラブルを防ぐことができます。
人気パビリオンの混雑状況と時間の調整方法
雨の日は屋内パビリオンに人が集中しやすいため、朝一や夕方など比較的空いている時間帯を狙うと快適です。リアルタイムで混雑状況を確認できるアプリを活用し、無理のないスケジュールを立てましょう。急な天候変化に合わせて予定を調整する柔軟さも大切です。
思い出を残すための写真スポット
雨の日ならではの風景を活かした写真スポットや、カメラを守るグッズを使った撮影テクニックもご紹介します。
雨の中でも映える万博のフォトスポット
雨の日は水たまりの反射やしっとりと濡れた風景が幻想的な写真を演出してくれます。特に夜には建築物やライトアップされたオブジェが、水面に映り込んで幻想的な雰囲気に。建築物の光やアート作品の色彩が際立ち、晴れの日とは違う表情を見せてくれるのが魅力です。たとえば、濡れた石畳や木の葉が光を反射する様子は、ドラマチックで絵画のような1枚に仕上がります。人が少なめなタイミングを狙えば、背景もスッキリ写せて、自分だけの一枚を撮ることができます。
カバーや防水機能のあるアイテムでカメラを守るための工夫
スマホやカメラを雨から守るには、防水ケースやレインカバーが有効です。特に一眼レフなど精密なカメラ機器を使う場合は、防水性の高いレインカバーは必須。レンズの曇りを防ぐクロスや乾いた布を複数枚持っていくと、繰り返し撮影にも対応できます。首掛け式のケースを使えば、すぐ撮影できて落下防止にもなりますし、防水素材のバッグに収納することで持ち運び中のトラブルも防げます。さらに、濡れた手での操作に強い防水グローブやタッチパネル対応の手袋があると、寒さ対策にもなり安心です。
万博での最高の体験を写真に収める方法
雨の日の万博は、しっとりと落ち着いた雰囲気が広がり、特別な思い出になります。人の少ないスポットや、雨が滴るアートの一部を切り取るような構図がおすすめです。反射を活かした上下対称の写真や、傘越しに見える景色など、雨の日ならではの撮り方を試してみるのも楽しいですね。笑顔や驚きの瞬間を逃さないためには、シャッタータイミングも意識して、連写機能を活用するのも一つの手。雨音や雫の中で過ごす時間を、ぜひ写真に収めてみてください。
まとめ
雨の日の万博は、事前準備さえ整えればむしろ特別感が増すチャンスでもあります。しっかりとした装備と計画で、天候に左右されずに思いっきり楽しめます。屋内パビリオンやフォトスポット、便利な移動術やおすすめグッズを押さえておけば、雨でもストレスなく過ごせるはず。
