Windows 11を使っていて、突然画面の左上に変な文字が表示されることがあります。「これ何?」と操作上とても邪魔で、困るんですよね。
これは多くの人が経験する問題で、解決方法もちゃんとあります!
この記事では、そんな謎の文字表示がなぜ起きるのか、そしてどうやって消せばいいのかを、わかりやすく説明していきます。
パソコンに詳しくなくても大丈夫です。
なぜ画面の左上に文字が表示されるの?
まず最初に、なぜこんな現象が起きるのか理解しておくと役立ちます。
主な原因はこれ!
この現象は主に「IME」と呼ばれる日本語入力システムの設定や動作がおかしくなることで発生します。特に以下のようなときによく起こります。
- Windows をアップデートした後
- Alt+Tab や Shift キーを長押しした後
- 複数のモニターを使っているとき
- リモートデスクトップやゲーム配信ソフトを使っているとき
どんな症状が出るの?
- 画面の左上に意味のわからない文字が表示される
- アプリを使っているときに入力した文字が変な場所に残る
- ゲームをしているときに日本語入力が変になる
- ウィンドウを動かすと文字の位置も移動する
これらの症状は作業の邪魔になりますし、ゲームをしているときに誤操作の原因にもなってしまいます。だから早めに対処したほうがいいですね!
簡単!基本的な対処法
Windows 11で左上に表示される謎の文字は、IME設定の調整やキーボード操作の見直しで解決できることが多いです。日本語入力システムを一度オフにしたり、再起動したりする基本操作で、多くの場合問題が解消されます。まずはこれらの簡単な方法から試してみましょう。
Microsoft IMEの設定を見直そう
Windows 11で左上に文字が表示される問題は、IMEの設定を変えるだけで解決することが多いです。
- Windows キー + I を押して「設定」を開く
- 「時刻と言語」→「言語と地域」を選ぶ
- 「日本語」の「オプション」から「Microsoft IME」の設定を開く
- 詳細設定で「入力モード通知の表示」をオフにする
- 「全般」タブを開いて、「互換性」の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使用する」をオフにする
- 「辞書の更新」を実行してIMEのキャッシュをきれいにする
デスクトップでの問題を解決するには
デスクトップで入力した文字が左上に残ってしまう場合は、次の方法を試してみてください。
- Alt + Shift か Windows + スペース でIMEを一度オフにして、また戻す
- Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開き、「ctfmon.exe」を再起動する
- IMEのプロセス(TextInputHost.exe)を終了して自動的に再起動させる
- パソコンを再起動してみる
- 「言語と地域」設定から日本語IMEを一度削除して、再インストールする
日本語入力モードの切り替え方法
うまく日本語入力モードを切り替えることで、変な文字表示を防げることがあります。
- 半角/全角キーを押してIMEをオフにする(または半角/全角 + Alt)
- Windowsキー + スペースでIMEの入力モードを切り替える
- 言語バーを表示して、手動でIMEの状態を確認・変更する
ゲーム中に文字が表示されるときの解決法
ゲームをしているときに変な文字が表示されると、プレイに集中できなくなりますよね。
特にオンラインゲームやフルスクリーンモードのときによく起こります。
よくあるゲームでの問題例
- Apexなどのゲームで日本語入力すると左上に文字が固定される
- キーボード入力がゲーム内で正しく反映されない
- チャットで文字変換すると変な場所に予測変換が表示される
- フルスクリーンモードでIMEがおかしくなる
- ウィンドウモードに変えると改善することがある
ゲーム中の対処法
- Alt + Tab でデスクトップに一度戻り、IMEを切り替えてみる
- ゲーム内の設定でウィンドウモードに変更してみる
- IMEの「互換性モード」をオフにしてみる
- ゲーム内の言語設定を一度英語に変えて、また日本語に戻してみる
- Google日本語入力やATOKなど別の日本語入力ソフトを試してみる
上記の方法で解決しないときは?
基本的な対処法を試しても文字表示が消えない場合は、さらに踏み込んだ確認が必要です。システムの更新状態やアプリの互換性、ハードウェアの接続など様々な角度から原因を探り、段階的に問題解決に取り組みましょう。焦らず一つずつ確認していくのがコツです。
チェックリスト
まずは以下の基本的な確認をしてみましょう。
- パソコンを再起動する(一番簡単で効果的!)
- Windowsの最新アップデートを適用する
- キーボードやマウスの接続を確認する
- IMEの設定をリセットしてみる
- 一時的にIMEを無効にして状況を確認する
- セーフモードでパソコンを起動してみる
- 別のユーザーアカウントでログインしてみる
- システムファイルチェックを実行する(sfc /scannow)
アプリを確認する
特定のアプリが原因かもしれません。
- 使っているアプリのバージョンを確認し、最新にアップデートする
- アプリの設定で入力関連のオプションを調整してみる
- アプリを一時的に終了して、問題が解決するか確認する
- 古いアプリなら互換モードで実行してみる
- アプリの設定やキャッシュをクリアしてみる
Windows設定で文字を表示させない方法
Windows 11の細かな設定を調整して文字表示問題を根本から解決します。IMEの詳細設定の最適化や入力モードの切り替え方法の見直し、マウス操作との関連性のチェックなど、システムレベルでの調整方法を知っておくと、今後も同じ問題に対処できます。
IME設定を最適化する
Windows のIME設定を調整して問題を解決しましょう。
- 「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」→「Microsoft IME」を開く
- 詳細設定で「予測入力」や「入力履歴の保存」をオフにする
- 「誤変換防止」オプションを確認する
- 「自動修正」オプションのオン・オフを切り替えてみる
- 入力履歴をクリアしてみる
全角と半角の変換エラーを避ける
入力モードの誤動作も原因になります。
- 「Alt + 半角/全角」キーで入力モードを切り替える
- IMEを「直接入力」モードに変更する
- 言語バーを表示してIMEの状態を確認する
- IMEのキー設定を初期設定に戻す
マウス操作中のトラブル防止
マウスやカーソルの操作が影響している場合も。
- IMEの設定で「カーソル位置での入力予測」をオフにする
- マウスのドライバーを更新する
- マウスやタッチパッドの設定を見直す
- マウスの速度を調整する
- タッチキーボードを使ってみる
Word(ワード)での問題解決方法
Microsoft Wordを使っているときに特有の問題もあります。
Word特有の問題と原因
- 「入力履歴の自動保存」機能の影響
- Wordの自動修正機能とIMEの予測変換の競合
- アドイン(追加機能)がIMEに影響している
対処法
- IMEのモードを「ひらがな」から「直接入力」に変更する
- 「Ctrl + Shift」を押してIMEを切り替える
- Wordのオプションから「入力補助機能」の設定を見直す
- IMEの「予測変換」をオフにする
- Wordの「スペルチェック」や「文章校正」機能を一時的にオフにする
ファイル保存時のチェック
特定のWordファイルだけで問題が起きる場合。
- 新しいWordファイルを作って同じ問題が起きるか確認する
- IMEの変換履歴をリセットする
- Wordのテンプレート(Normal.dotm)をリセットする
- Wordのキャッシュをクリアする
- ファイルを別の形式(.rtfなど)で保存してみる
以上の方法を試してみれば、ほとんどの場合は画面左上の変な文字表示問題が解決するはずです!何か困ったことがあったら、一つずつ試してみてくださいね。
まとめ
Windows 11の画面左上に表示される謎の文字は、IME(日本語入力システム)の設定が原因であることが多く、設定の見直しやキーボード操作の調整で解決できます。
基本的な対処法として、入力モード通知の表示をオフにする、IMEを再起動する、互換性設定を確認するなどがあります。
それでも解決しない場合は、Windowsの更新やアプリの確認、さらに詳しいIME設定の調整を試すと良いでしょう。
今回ご紹介した方法を参考に、快適なパソコン環境を取り戻してください。