冷めてしまったケンタッキーのチキン、「おいしくないかも…」と思っていませんか?
実は、ちょっとした工夫を加えるだけで、買ったときのようなカリカリ感とジューシーさを取り戻せるんです。
この記事では、公式のやり方から裏ワザまで、初心者の方でもすぐにできる再加熱テクをご紹介します。
なぜKFCチキンの温め直しはむずかしい?
KFCのチキンは、あのサクッとした衣と、かぶりついた瞬間にあふれるジューシーなお肉がたまらない魅力ですよね。
でも、買ったときは熱々でも、冷めてしまうとそのおいしさが半減してしまうのが残念なところ。
特に冷蔵庫で保存すると、衣はしんなりしてしまい、油分が固まってお肉もパサつきがちになります。
さらに、手軽だからといって電子レンジだけで温め直してしまうと、全体的に加熱ムラが出てしまうことがあります。
衣が柔らかくなりすぎてベチャッとした食感になってしまったり、逆に熱しすぎて中のお肉が硬くなってしまったりと、うまくいかないことも。
チキンは冷えることで水分と油分のバランスが崩れやすくなるため、温め方によっては風味も大きく変わってしまうのです。
つまり、KFCのチキンをおいしく温め直すには、「衣」と「中身」それぞれに合った加熱の工夫が必要なんです。
KFC公式おすすめ!オリジナルチキンの温め方
公式がすすめる再加熱手順
- チキンをラップで軽く包む(ぴったり密封せず、ふんわりと)
- 電子レンジ(500W〜600W)で30秒〜1分加熱し、様子を見ながら10秒ずつ追加
- 取り出したら、オーブントースターで2〜3分焼く(焼き色がつくまで)
ラップで包むことで、加熱中の水分蒸発を防ぎながら、内部まで均一に温めることができます。
また、オーブントースターで仕上げることで、衣がパリッとした食感に復活しやすくなります。
トースターの火力が強い場合は、途中でアルミホイルをかぶせると焦げを防げますよ。
保存時のポイントもチェック
- チキンは冷蔵庫で保管し、できれば翌日中に食べるのが理想的。
- 保存前に粗熱を取ってからラップで包み、さらに保存袋に入れると乾燥やニオイ移りを防げます。
- 冷凍する場合は、ラップ+ジッパーバッグで空気をしっかり抜いて密封保存を。食べる際は自然解凍してから温めるのがおすすめです。
おうちでカリッと再現!実践的なチキンの温め直しテクニック
家庭でKFCのチキンをおいしく温め直すには、「中まであたためる」「衣をパリッとさせる」の2つの工程が大切です。
以下の手順で、カリカリとジューシーをしっかり再現できますよ。
ステップ①:電子レンジで中までしっかり温める
・お皿にキッチンペーパーを敷き、チキンをのせる。
・ラップはせず、600Wで40〜60秒程度。チキンの大きさや冷たさに応じて、様子を見ながら調整。
・ここでは“中まで温める”ことが目的。表面はこのあと仕上げます。
ステップ②:オーブントースターで衣をカリッと仕上げる
・チキンをアルミホイルまたはクッキングシートにのせ、オーブントースターへ。
・2〜3分を目安に加熱し、表面がパリッとしてきたら完成。
・焦げが心配なときは、途中で軽くホイルをかぶせるのがおすすめです。
ステップ③:より香ばしく仕上げたいときの追加テク
・フライパンにクッキングシートを敷いて中火で表面を焼くと、さらにカリカリ感がアップします。
・また、魚焼きグリルを使うと高温で一気に焼き目がつき、香ばしさが増します。
複数の方法を組み合わせて
ご家庭のキッチン環境やお好みに合わせて、複数の方法を組み合わせてみてくださいね。
チキン以外も!ポテトやビスケットをおいしく温め直す
ケンタッキーといえば、チキンだけでなくサイドメニューも魅力的ですよね。冷めてしまったポテトやビスケットも、工夫次第で買いたてのようなおいしさに復活できます。
ポテトはトースターor魚焼きグリルでサクサクに
・アルミホイルにのせてトースターで2〜3分加熱。途中で一度裏返すと、両面しっかり焼き色がつきます。
・魚焼きグリルを使う場合は、網の上に並べて中火で2〜3分。網目から余分な油が落ちるため、よりカリッと仕上がります。
・加熱前にキッチンペーパーで油を軽くふき取っておくと、べたつきを抑えられます。
・焦げやすいので、加熱中は目を離さずにこまめに様子を見ると安心です。
ビスケットはラップ+レンジでしっとり再現
・ふんわりとラップをかけて、500Wで20〜30秒程度。中まで温まると、やわらかくふっくら仕上がります。
・加熱しすぎると硬くなってしまうので、様子を見ながら少しずつ加熱してください。
・仕上げにメープルシロップをかけると、甘みと香りが広がって贅沢なスイーツ感が楽しめます。
・バターを少し添えると、風味がさらにアップしてコクが出ますよ。
どちらも温め方をひと工夫するだけで、おうちでも満足度の高いサイドメニューになります。
さらにおいしく!再加熱のひと工夫テク
- トースターはしっかり予熱してから使うと、よりカリッと仕上がります。予熱をすることで加熱ムラが減り、外側だけが先に焦げてしまうのを防ぐことができます。
- キッチンペーパーで余分な油を吸い取ると、味がスッキリ。油分が落ち着くことで、揚げ物特有のくどさが軽減されます。
- 温める前に少し水をふりかけると、中がしっとりやわらかくなりますよ。特に冷蔵保存したチキンには効果的で、固くなったお肉もふんわり戻りやすくなります。
- オーブントースターにチキンをのせる際、下にクッキングシートやアルミホイルを敷くことで、掃除が楽になるだけでなく加熱がより均一になります。
- 温めたあとに1〜2分ラップをせずに置いて余熱でなじませると、ジューシーさがしっかり中にとどまりやすくなります。
KFCチキンの再加熱におすすめのグッズ
予熱機能付きのオーブントースター:
温度設定ができるタイプだと、焦がさずにカリッと仕上げることができます。庫内のサイズにもよりますが、複数個同時に温めたいときにも便利です。
フライパン+蓋で蒸し焼き風にも◎:
表面を軽く焼いたあとに少量の水を加え、蓋をして蒸し焼きにすることで中までふっくらジューシーに仕上がります。焦げを防ぎながら温めたい方にぴったりです。
魚焼きグリルは実は万能アイテム!:
火力が強く、上下から加熱できるため短時間でカリッとした食感を出すのに最適。チキン以外にポテトやコーンなども一緒に焼けて時短になります。
シリコンスチーマー:
電子レンジで使える便利グッズで、ふんわり温めたいときに重宝します。ビスケットやコーンなど水分を保ちたい食材向きです。
耐熱ガラス皿+アルミホイル:
レンジ加熱後、そのままトースターに移して焼けるので時短&洗い物も減らせます。アルミホイルを上手に活用することで焦げ防止にもなります。
温め直しの注意点とデメリット
何度も温め直すと、お肉が硬くなってしまいます。これは加熱によって水分がどんどん抜けてしまうためで、一度温めたチキンはなるべくすぐに食べきるのがベストです。
一度温めたら、その日のうちに食べ切るのがおすすめ。翌日に持ち越すと、さらに風味や食感が損なわれてしまう可能性があります。
冷凍した場合は、自然解凍してから温めると失敗しにくいです。電子レンジなどでいきなり加熱すると、中が冷たいまま表面だけ硬くなることがあるため、時間はかかっても常温での解凍をおすすめします。
また、再加熱には注意が必要で、特に電子レンジだけで温めると内部が加熱されすぎてパサついたり、衣が柔らかくなりすぎたりすることがあります。再加熱の際は、トースターやグリルなどを組み合わせて工夫するのがポイントです。
保存期間が長くなるほど風味が落ちていくため、できるだけ新鮮なうちにおいしくいただくよう心がけましょう。
Q&A|よくある質問
Q. 冷凍したチキンも同じ方法でOK?
→ はい。ただし、冷凍したチキンは自然解凍してから温めるのがベストです。冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍することで、加熱ムラを防ぎやすくなります。急ぐ場合は、ジッパーバッグに入れて水に浸けて解凍する方法もありますが、味や食感が落ちないよう注意が必要です。
Q. 再加熱は何回まで?
→ できれば1回だけにとどめるのが理想です。何度も温めると水分が抜け、パサついてしまう原因になります。また、衣のサクサク感も損なわれやすく、香ばしさが薄れていってしまうため、なるべく食べる直前の一度だけ温め直すようにしましょう。
Q. 衣がベチャッとしてしまった…
→ トースターで1〜2分加熱すればカリッと戻ることがあります。特にオーブントースターを予熱しておくと、より効果的です。それでも戻らない場合は、軽くキッチンペーパーで水分を吸い取り、フライパンで表面を焼くと香ばしさがアップします。焼きすぎには注意してくださいね。
まとめ|温め直しでもKFCのうまさは戻せる!
少しの手間で、おうちのケンタッキーがぐんとおいしくなります。
カリカリとジューシーを取り戻して、また笑顔で「おいしい!」が言える幸せをぜひ感じてくださいね。
家族や友達とシェアする日も、自分だけのご褒美タイムにもぴったりです。