ぷちぷちした食感とほんのり塩味が特徴の「アイスプラント」。最近スーパーで見かけて、気になっている方も多いのではないでしょうか？
この記事では、アイスプラントの洗い方や基本の食べ方、保存方法など、初心者の方でもわかりやすく丁寧にご紹介していきます。
アイスプラントは洗うべき？
アイスプラントの表面には、キラキラと光る粒々がついています。これは「ブラッダー細胞」と呼ばれ、水分やミネラルをため込む特別な細胞でできたものなんです。まるで霜がおりたような見た目で、とても涼しげ。触れるとぷちっと弾けるような感触があり、見た目でも触感でも楽しめるのが特徴です。
この粒々は自然由来のものなので、そのまま食べても特に問題はありません。ただし、見た目や衛生面が気になる方は、軽く水で流す程度にしておくのがベスト。強く洗ってしまうとせっかくのぷちぷち感がなくなってしまうので要注意です。
アイスプラントは洗う必要があるの？
基本的には、栽培環境が整っているものが多く、そのまま食べても安心できる場合がほとんどです。ただし、土やほこりが付いているときは、軽く流水でさっと洗いましょう。
ここで大事なのは「優しく短時間で」洗うこと。ゴシゴシとこすると、表面の美しい粒々が取れてしまい、せっかくの見た目や食感が台無しになってしまいます。
洗うときのコツとやってはいけないこと
・流水でやさしく流すだけにする
・スポンジや手で強くこすらない
・ボウルなどで水に長時間浸さない
・水を切るときも、ふきんなどでこすらないように注意
洗ったあとはキッチンペーパーなどで、やさしく水気を拭き取ってから使うと、シャキシャキ感をキープできます。
食感を最大限に活かしたい場合は、あえて洗わずそのまま盛りつけるという方法もあります。見た目も美しく、おもてなしの一品にもぴったりですよ。
茎や葉の扱い方とちょっとした注意点
アイスプラントの茎や葉は、基本的にすべて食べられます。葉の部分はやわらかくて食べやすいのでサラダなどにぴったり。茎も細い部分ならシャキシャキしていて美味しくいただけます。
ただし、根元に近い太い茎は、やや硬く筋っぽいことがあるので、食べにくいと感じたらカットしてしまってもOKです。また、葉の先端が乾燥している場合は、見た目や食感が落ちていることもあるので、気になるところは取り除いて使いましょう。
盛りつけるときは、葉の丸みや光沢を活かして、料理に立体感を出すと見た目もより一層華やかになりますよ。
アイスプラントってどんな野菜？【味・見た目・楽しみ方を紹介】
見た目はちょっと変わった多肉植物のようなアイスプラント。シャリっとしたみずみずしい歯ごたえと、ほんのりとした塩味が魅力です。
アイスプラントの見た目と特徴
葉や茎の表面に、氷の粒のような透明な粒々がついていて、まるで霜が降りたような美しさがあります。その粒々は、水分と塩分をためる細胞で、キラキラと光ってとても涼しげな印象を与えてくれます。手に取ってみると、表面はほんのりしっとりしていて、触るとぷちぷちとした感触があるのも特徴です。
この不思議な見た目から「アイスプラント」という名前がつけられたそうです。見た目のインパクトが強いので、食卓に出すだけでちょっとした話題にもなりやすいですよ。
どんな味？食感はどんな感じ？
ひとくち食べてみると、まず感じるのがシャキシャキ＆ぷちぷちの楽しい食感。噛むたびにほんのり塩味が広がって、野菜なのにまるで味がついているかのような感覚になります。この塩味は、アイスプラントが育つ際に、海水に似た成分を含む水を吸収して成長するためだと言われています。
味にクセがないので、どんな料理にも合わせやすいのも魅力のひとつ。生でも、加熱しても、しっかりと存在感を発揮してくれる野菜です。
アイスプラントの楽しみ方
クセがなく食べやすいので、サラダやおひたし、天ぷらなど、さまざまな食べ方が楽しめます。生のままなら、そのまま盛りつけてドレッシングをかけるだけで一品に。天ぷらにすれば外はサクッ、中はしっとりの不思議な食感が楽しめます。
また、見た目がとても華やかなので、おもてなし料理やパーティーの前菜などに使うと、テーブルがぐっと華やぎます。小さな器に盛りつけるだけでも映えるので、料理が苦手な方でも取り入れやすいのも嬉しいポイントです。
アイスプラントはどこで買える？【購入できる場所と探し方】
スーパーや直売所での販売時期や、通販での入手方法などを詳しくご紹介。新鮮なアイスプラントを選ぶコツもあわせてチェック！
スーパー・直売所での販売傾向
春から初夏にかけて、スーパーの野菜コーナーや道の駅、直売所などで見かけることが多くなります。特に、地元の農家さんが出荷しているような直売所では、比較的新鮮で粒の大きなアイスプラントが手に入りやすい傾向があります。ただし、一般的な野菜と比べるとまだまだ流通量が少なく、常時取り扱っているお店はそれほど多くありません。
都市部のスーパーよりも、地域密着型のスーパーや地場野菜を扱う売り場で見かけることが多く、品揃えの傾向にもばらつきがあります。また、置いてある時期も限られているため、見かけたときが買い時とも言えます。
通販やネットショップで買うには？
「アイスプラント 通販」などのキーワードで検索すると、農家直送のものや栽培キット、有機栽培の品などがヒットします。特にまとめ買いが可能な通販サイトでは、家庭でたっぷり使いたい方にぴったり。冷蔵便で届くため、鮮度を保ったまま受け取れるのも魅力です。
また、最近ではふるさと納税の返礼品としてアイスプラントを扱っている自治体もあるので、そちらを活用するのもひとつの方法です。レビューを参考にしながら、好みに合ったものを探してみてくださいね。
鮮度のよいアイスプラントの選び方
葉がみずみずしくハリがあり、粒々がしっかりと全体に均一についているものを選びましょう。粒がつぶれていたり、白く乾いているようなものは、収穫から日が経っている可能性があるので避けた方が安心です。
また、葉がしおれていたり、先端が変色しているものは鮮度が落ちているサイン。パック入りのものは、裏側や底の方までチェックして、全体的に元気そうな見た目のものを選ぶと良いですよ。
アイスプラントのおすすめ食べ方3選【簡単レシピつき】
サラダ・おひたし・天ぷらなど、アイスプラントをもっと楽しめる手軽なレシピを紹介！素材の塩味を活かした食べ方が満載です。
生でそのまま！シンプルサラダ
洗ったアイスプラントを適度な大きさにちぎり、器にふんわりと盛りつけます。
仕上げにオリーブオイルとレモン汁を回しかけるだけで、さっぱりとした風味のサラダが完成。アイスプラントそのものに塩味があるため、ドレッシングは使わずとも美味しくいただけます。トッピングにくるみや砕いたナッツを加えると食感に変化が出ておすすめです。
ミニトマトやモッツァレラチーズなどを添えると、彩りもよくおしゃれな一皿になります。
軽く茹でてアレンジ！和風のおひたし風
沸騰したお湯にアイスプラントを入れ、5〜10秒ほどサッと茹でたらすぐに冷水に取り、しっかりと冷やします。
水気をしっかり切ったら、ポン酢をかけたり、かつおぶしと一緒に和えて、おひたしとしていただきましょう。
ほんのりとした塩味に和風の風味がマッチして、優しい味わいに仕上がります。少しごま油を垂らして風味をプラスしても美味しいですよ。
天ぷらにしてサクサク食感を楽しむ！
アイスプラントをそのまま天ぷらにすると、外はカリッと、中はしっとりとした独特の食感が楽しめます。
衣は薄めにして、180℃の油でさっと揚げるのがポイント。揚げすぎないように注意してください。アイスプラントには自然な塩味があるので、味付けは控えめでOK。そのまま食べてもよいですが、天つゆや抹茶塩を添えると、より風味豊かに楽しめます。
見た目もインパクトがあり、パーティーなどでも話題になる一品です。
アイスプラントの保存方法と長持ちのコツ
冷蔵・冷凍それぞれの保存ポイントを解説。食感を損なわず、できるだけおいしく保つためのひと工夫もご紹介しています。
冷蔵保存のポイントと日持ちの目安
アイスプラントはとてもデリケートな野菜なので、保存の仕方次第で鮮度に大きな差が出ます。保存の基本は「湿度を保ちつつ乾燥を防ぐ」こと。湿らせたキッチンペーパーでやさしく包み、それをポリ袋や保存袋に入れて、できれば軽く空気を抜いてから冷蔵庫の野菜室へ。これにより、乾燥を防ぎながらも過剰な水分で傷むのを避けることができます。
新鮮な状態を保てる目安は3〜4日ですが、購入から時間が経っていたり、保存状態によってはそれより短くなることもあります。毎日状態を確認しながら、早めに食べきるのが一番です。
アイスプラントは冷凍できる？おすすめのやり方
基本的にアイスプラントは冷凍に不向きな野菜ですが、どうしても使いきれないときや加熱調理前提であれば、冷凍保存も可能です。あらかじめよく洗って水気をしっかり切り、食べやすい大きさにカットしてから冷凍用保存袋へ。凍ったままスープに入れたり、おひたし風にして使うと便利です。
ただし、冷凍後はぷちぷちとした食感や見た目の透明感は失われがち。あくまでも「下ごしらえ済みの素材」として使うことをおすすめします。
食感を保つために気をつけたいこと
・保存前には水気をしっかりと取り除く（キッチンペーパーでやさしく拭く）
・冷蔵庫に入れる前に洗わないのがベスト（洗うと傷みやすくなる）
・保存袋の中で潰れないように、野菜の上に重い物を置かない
・買ってきたらできるだけ早めに使い切る
アイスプラントの塩味のひみつ【なぜしょっぱいの？】
アイスプラントの表面にある粒は「ブラッダー細胞」と呼ばれ、水分や塩分をため込んでいます。この塩気が、料理のアクセントになるんです。
洗うと塩気がやや薄れることがありますが、味が強すぎると感じたときは、あえて軽く洗うのも一つの方法です。
よくある質問（Q&A形式でサクッと解決）
Q：茎や葉、どこまで食べられるの？
A：やわらかい部分ならどこでもOK。太い茎は硬めなので、葉を中心に食べると食べやすいです。
Q：苦味やえぐみを感じたら？
A：個体差で苦味を感じることも。茹でることでやわらぎます。
Q：アイスプラントは何と合わせると美味しい？
A：チーズ、トマト、海鮮、ハムなどと相性抜群。サラダのトッピングにも◎。
まとめ
アイスプラントは、見た目も味もユニークで使いやすいお野菜です。ちょっとしたコツを知っておくだけで、日々の食卓がぐっと華やかになります。
ぜひ、気軽にチャレンジしてみてくださいね♪
