餅巾着の作り方とは?爪楊枝なしでも安心の中身が出ない閉じ方のコツ

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「餅巾着って、作るの難しそう…」「爪楊枝なしで本当に大丈夫?」とちょっと心配で鍋に入れたいけど作らない…。

この記事では、基本の餅巾着の作り方から、爪楊枝を使わなくても中身が出にくい閉じ方のテクニックまで、丁寧に解説します。

実はちょっとした下ごしらえや詰め方、油揚げの扱い方にコツがあるだけで、失敗知らずの一品に。
手間がかかりそうな餅巾着も、ポイントを押さえれば初心者でもおいしくきれいに仕上がります。

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基本の餅巾着の作り方をわかりやすく解説

餅巾着を初めて作る人でも失敗しないように、材料の選び方から餅の詰め方、油揚げの開き方まで、丁寧にステップを追って解説します。

必要な材料と下ごしらえのポイント

餅巾着を作るためには、まず基本となる材料をそろえることが大切です。
用意するのは、油揚げ・切り餅・出汁・醤油・みりん・砂糖などの基本調味料。好みに応じて、かんぴょうや昆布なども加えると風味がアップします。油揚げは表面の油分を落とすために熱湯をまわしかけて油抜きをし、キッチンペーパーで余分な水分を軽く拭き取っておきましょう。切り餅は大きすぎると詰めにくく破れの原因になるため、電子レンジで少しだけ温めて柔らかくし、半分に切るなどして調整しておくとスムーズに作業が進みます。餅が固いままだと詰めるときに力が入りすぎて油揚げが破れる可能性があるので、柔らかさの調整は意外と重要です。

油揚げを巾着状に開く方法

油揚げはそのままだと中が開きづらいため、ひと工夫が必要です。まず、キッチンペーパーで軽く押さえて水分を取ってから、まな板の上に置き、菜箸を押し当ててコロコロと全体に転がすようにします。こうすることで油揚げの繊維がほぐれて、きれいに袋状に開くことができます。開いたら半分にカットして、1枚から2つの巾着を作る準備が整います。破けやすい端の部分は無理に開かず、厚みが均等なところから広げるのがポイントです。

餅の入れ方と注意点

餅を油揚げに入れるときは、サイズをあらかじめ調整しておくのがコツです。無理なく入る大きさにカットし、柔らかくなった餅をそっと押し込むように入れます。詰めたあとは、中の空気を外に押し出すように軽く整えることで形が安定します。詰めすぎると加熱中に餅が膨らみ、破れや中身が出る原因になるので、7分目くらいの余裕を持たせると安心です。

巾着の口を閉じる基本テクニック

中身を入れ終えたら、口をしっかり閉じて煮崩れを防ぐ工夫をします。爪楊枝を使う場合は、開口部をねじるようにたたみ、真ん中をしっかり刺すことで中身が漏れません。爪楊枝を使わない場合は、口を内側に折り返してから巾着をひっくり返すように閉じ口を下にして配置すると、自然と重みで閉じた状態が保たれます。簡単なようでいて、この向きが仕上がりに大きな違いをもたらすので丁寧に行いましょう。

煮込む前の下準備とコツ

煮込む前には、巾着の形を再度軽く整えてから鍋に並べると、見た目も美しく仕上がります。並べるときは閉じ口が下になるように置くのが鉄則。出汁に醤油・みりん・砂糖を加えた甘辛の煮汁を注ぎ、巾着が浮かないように落し蓋をするのがおすすめです。こうすることで味が均一に染み込み、巾着の形も崩れにくくなります。火加減は最初に中火で煮立たせた後、弱火に落としてじっくり煮込むと、餅がやわらかく、味もしっかりとしみたおいしい一品に仕上がります。

 

爪楊枝を使わない餅巾着の閉じ方のコツとは?

爪楊枝を使わずに餅巾着をしっかり閉じるためのコツを紹介。素材の使い方や折り方、煮る時の工夫など、実用的な方法を集めました。

冷ましてから折り込むと口が閉じやすい

油揚げは加熱すると柔らかくなりすぎてしまい、手で折り込んでもすぐに戻ってしまうことがあります。特に熱々の状態では手に持つのも難しく、形が定まりにくいのが難点。少し冷ましてから折り込むことで、油揚げに適度な張りが戻り、形がしっかりと決まります。

冷ますことで手でも扱いやすくなり、きちんと閉じた状態を保ちやすくなるため、爪楊枝がなくても崩れにくくなるのです。また、冷ます時間を活用して他の具材の準備を同時に行えば、時短にもなります。

油揚げの切り方を工夫すると口が開きにくくなる

油揚げを横半分ではなく縦長に切ると、折り返し部分に余裕が生まれ、しっかりと閉じられるようになります。閉じ口の重なりが大きくなればなるほど、自然と中身が漏れにくくなるため、結果として安定感のある仕上がりに。

サイズ的にも餅がちょうどよく収まりやすく、扱いやすい形になります。油揚げの厚みや柔らかさによって切り方を調整することで、さらなる失敗防止にもつながります。

閉じ口を下にして煮ると中身が出にくくなる

巾着の閉じ口を下にして鍋に並べると、餅の重みと煮汁の圧力で自然と閉じた状態が維持されやすくなります。重力で蓋がされるような形になるため、口が開くことなく、しっかり中身がキープされます。

煮ている間も形が安定しやすく、見た目も整いやすいというメリットがあります。このテクニックはとくに爪楊枝を使わないときに効果的で、煮崩れ防止にも一役買います。

かんぴょうや結び昆布を使ってしっかり縛れる

かんぴょうや結び昆布を使えば、爪楊枝の代わりとしてだけでなく、見た目の彩りや風味のアクセントにもなります。かんぴょうは水で戻してから使うと柔らかくなり、結びやすくなりますし、結び昆布は旨味もプラスできる優れもの。どちらも自然素材なので安心して使え、料理全体の印象もやさしく上品に仕上がります。行事食やおもてなしにもぴったりで、見映えにもこだわりたいときにはぜひ取り入れてみてください。

 

 

煮崩れしない!餅巾着をきれいに仕上げるポイント

煮崩れや破れを防ぐための大事な下ごしらえや煮込み方のポイントを解説。ふっくらおいしく仕上げるためのプロの知恵が詰まっています。

油抜きをしっかり行うこと

油抜きが不十分なまま調理をすると、油揚げの油が煮汁に溶け出してしまい、せっかくの出汁が濁ったり、味がぼやけたりしてしまいます。また、油が多いと調味料がうまく染み込まず、全体的に味が淡泊になる原因にも。熱湯をしっかりまわしかけ、表面の油をしっかり落とすことで、味が染み込みやすくなり、食感もよりよく仕上がります。

キッチンペーパーで軽く押さえて水気を取ると、油揚げがほどよい張りを保ったまま扱いやすくなります。

油揚げの破れに注意して優しく扱うこと

油揚げは一見丈夫そうに見えても、開くときや餅を詰めるときに力を入れすぎると破れてしまいます。特に袋状に開く際は、力を均等に入れながら、ゆっくりと優しく開くのがコツ。餅を詰めるときも、無理に押し込むのではなく、滑らせるようにして入れると破けにくく、形も整えやすくなります。

扱いにくいときは、少し湿らせた指でサポートするとスムーズです。

具材の詰めすぎを避ける

中に入れる餅や具材の量が多すぎると、油揚げがパンパンになり、加熱中に中身が飛び出してしまうこともあります。目安としては、油揚げの7〜8割ほどのスペースに収まるように調整し、余裕を持って詰めるのが理想。餅の膨張も考慮し、少し控えめにしておくと、煮たあとも破れず美しい仕上がりに。見た目のボリュームを出したい場合は、複数個を並べて提供することで対応できます。

煮る際は落し蓋を使う

巾着が鍋の中で浮いてしまうと、加熱が偏って味が染みにくくなったり、形が崩れたりする恐れがあります。そんなときに便利なのが落し蓋。煮汁の蒸気を逃さず全体に均等に行き渡らせることで、餅巾着がふっくら煮上がります。落し蓋がなければ、アルミホイルを鍋のサイズに合わせて丸く切り、中央に小さな穴を開けたものでも代用できます。

弱火でじっくり加熱

煮込み料理の基本ですが、強火で一気に加熱してしまうと、餅が膨らみすぎたり、油揚げが破れてしまうことがあります。餅巾着は中身に火を通しつつ、外側の油揚げにもじんわり味を染み込ませる必要があるため、弱火でじっくりコトコト煮るのがベストです。目安としては15〜20分程度、焦らず丁寧に加熱することで、見た目も味もやさしい仕上がりになります。

 

餅巾着の作り方と爪楊枝なしの閉じ方についてまとめ

餅巾着は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、爪楊枝がなくてもきれいに閉じておいしく作れます。
油揚げの扱い方、餅の詰め方、閉じ口の処理、そして煮込み時の注意点――それぞれの工程にポイントがあります。特に「閉じ口を下にする」「具材は詰めすぎない」「弱火でじっくり煮る」という3つは、成功の鍵。

この記事を参考にすれば、初めての方でも失敗なく、見た目も味も大満足の餅巾着が完成します。家族も喜ぶ冬の定番メニューとして、ぜひ挑戦してみてください!

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