40代を過ぎると気になり始める老眼。「近くが見えにくくなった」「本や携帯を見るのがつらい」と感じたら、遠近両用眼鏡を検討するタイミングです。
でも、どこで買えばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は、人気店舗の特徴から選び方のコツまで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
遠近両用眼鏡はどこで買うのが正解?
遠近両用眼鏡を買うには、量販店・専門店・ネット通販など様々な選択肢があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを整理してご紹介します。
店舗とネット、どちらがいい?
実店舗での購入がおすすめです。遠近両用眼鏡は通常の眼鏡と違い、フィッティングがとても重要だからです。
実店舗のメリット:
専門スタッフによる詳しい視力測定
実際にかけ心地を確認できる
顔の形に合わせた調整が可能
購入後のアフターケアが受けられる
ネット通販の場合:
価格が安い場合が多い
豊富な種類から選べる
ただし、フィッティングや調整ができない
初心者には不向き
初めての遠近両用眼鏡なら、まずは実店舗で相談することをおすすめします。
失敗しないために比較すべきポイントは?
遠近両用眼鏡選びで重要なのは、以下の4つのポイントです。
測定技術の高さ:正確な度数測定ができるか
フィッティング技術:顔に合わせた調整ができるか
アフターサービス:購入後の調整や保証は充実しているか
価格とコストパフォーマンス:予算に合った選択肢があるか
これらを総合的に判断して選ぶことが大切です。
遠近両用眼鏡のおすすめ購入先5選【評判・価格・サポート比較】
実際に人気のある店舗・ブランドを比較し、それぞれの特徴や価格帯、アフターサービスをまとめました。
① JINS(ジンズ)|コスパ重視なら定番!
価格帯: 15,000円~25,000円程度 特徴:
リーズナブルな価格設定
豊富なフレームデザイン
全国に多数の店舗展開
おすすめポイント: JINSは価格を抑えながらも品質の良い遠近両用眼鏡を提供しています。「JINS READING」シリーズなど、老眼対応商品も充実。初めての方でも気軽に始められる価格帯が魅力です。
注意点: 価格重視のため、高度な測定技術や細かいフィッティングは期待しすぎない方が良いでしょう。
② Zoff(ゾフ)|ファッション性と価格のバランスが◎
価格帯: 12,000円~30,000円程度 特徴:
おしゃれなフレームデザイン
手頃な価格設定
スピード対応
おすすめポイント: デザイン性の高いフレームが豊富で、「眼鏡もファッションアイテムとして楽しみたい」という方におすすめ。価格も比較的リーズナブルです。
注意点: 量産型のため、個別の細かい調整には限界があります。
③ メガネの愛眼|アフターケアが安心
価格帯: 20,000円~50,000円程度 特徴:
老舗の眼鏡専門店
丁寧なカウンセリング
充実したアフターサービス
おすすめポイント: 創業60年以上の老舗で、眼鏡作りのノウハウが豊富。スタッフの知識レベルが高く、初心者でも安心して相談できます。購入後の調整やメンテナンスも手厚いサポートが受けられます。
注意点: 他の量販店と比べると価格が高めに設定されています。
④ メガネスーパー|測定技術が高評価
価格帯: 25,000円~60,000円程度 特徴:
「アイケアカンパニー」を掲げる専門性
高精度な視力測定
認定眼鏡士による対応
おすすめポイント: 視力測定技術の高さに定評があり、「見え方」にこだわりたい方におすすめ。認定眼鏡士の資格を持つスタッフが多く在籍しており、専門的なアドバイスが受けられます。
注意点: 価格帯がやや高めで、初心者には選択肢が多すぎて迷うかもしれません。
⑤ ネット通販(眼鏡市場オンラインなど)|利便性は高いが注意点も
価格帯: 10,000円~40,000円程度 特徴:
24時間いつでも購入可能
豊富な商品ラインナップ
価格比較がしやすい
おすすめポイント: 忙しくて店舗に行けない方や、2本目以降の購入には便利。価格も店舗より安い場合が多いです。
注意点: フィッティングができないため、初心者にはリスクが高いです。度数やPD(瞳孔距離)を正確に把握している場合のみおすすめします。
遠近両用眼鏡の選び方ガイド【初心者向け】
初めての方でも安心して選べるように、フィッティングや度数測定、レンズタイプの違いなどを丁寧に解説します。
フレーム選びのコツ:ズレない・重くないが大事!
遠近両用眼鏡は、普通の眼鏡以上にフレーム選びが重要です。
重要なポイント:
鼻パッドの調整ができるものを選ぶ
ズレにくく、安定した装着感が得られます
軽量素材のフレームを選ぶ
チタンやβチタンなど、長時間かけても疲れにくい素材がおすすめ
レンズの縦幅は30mm以上を目安に
遠近両用は縦幅が狭いと見にくくなります
顔の形に合ったサイズを選ぶ
大きすぎても小さすぎても、正しい見え方になりません
縁なし(リムレス)タイプ:強度が不安
極端に細いフレーム:調整が効きにくい
重いフレーム:長時間の使用で疲労の原因に
レンズの種類:累進多焦点 vs 二重焦点の違いとは
遠近両用レンズには主に2つのタイプがあります。
累進多焦点レンズ(おすすめ):
境目のない自然な見た目
遠距離から近距離まで段階的に度数が変化
慣れれば快適だが、最初は少し見にくさを感じることも
価格:15,000円~50,000円程度
二重焦点レンズ:
レンズに境目線が見える
遠用部分と近用部分がはっきり分かれている
慣れやすいが、見た目が気になる方も
価格:10,000円~30,000円程度
初心者におすすめ: 見た目を重視するなら累進多焦点、慣れやすさを重視するなら二重焦点がおすすめです。多くの方が累進多焦点を選ばれています。
慣れるまでにかかる時間は?頭痛や違和感の対策
遠近両用眼鏡は慣れるまでに時間がかかるのが普通です。
一般的な慣れるまでの期間:
1週間~1ヶ月程度
個人差があり、早い方は数日、時間のかかる方は2~3ヶ月
よくある初期症状:
階段の昇降で足元が見にくい
軽い頭痛やめまい
車の運転時の違和感
パソコン作業での疲れやすさ
慣れるためのコツ:
- 毎日少しずつ使用時間を延ばす
- 最初は30分から始めて、徐々に時間を延ばしましょう
- 頭を動かして見る習慣をつける
- 目だけでなく、顔全体を向けて物を見るようにします
- 階段や段差では特に注意
- 慣れるまでは手すりを使い、ゆっくり歩きましょう
- 無理をしない
- 疲れたら休憩し、違和感が続くなら店舗で調整してもらいます
価格だけで選ぶと失敗する?サポートや保証の重要性
遠近両用眼鏡は慣れるまでに時間がかかることも。購入後の調整や返品対応など、アフターサービスの充実度も大切です。
無料調整・交換対応の有無をチェック!
遠近両用眼鏡では、購入後の調整が非常に重要です。
確認すべきサービス:
- 無料フィッティング調整
- 購入後6ヶ月~1年間は無料で調整してもらえるか
- レンズ交換サービス
- 度数が合わない場合の交換対応(期間・条件を確認)
- フレーム調整
- ネジの締め直し、鼻パッド交換などの無料対応
- 清掃・メンテナンス
- 超音波洗浄などの定期メンテナンス
優良店の目安:
購入後1年間の無料調整保証
30日以内のレンズ交換対応
全国の店舗で調整可能(チェーン店の場合)
保証期間は?レンズ交換や視力再測定の制度
遠近両用眼鏡選びでは、保証内容の確認も重要です。
主な保証内容:
品質保証
フレーム破損:6ヶ月~2年
レンズの傷・コーティング剥がれ:1年程度
度数保証
「見えにくい」場合のレンズ交換:30日~6ヶ月
視力変化時の再測定・交換:6ヶ月~1年
破損保証
意外な破損時の修理・交換サービス
有料の場合が多いが、割引価格で対応
注意すべきポイント:
保証の適用条件(使用方法の制限など)
保証書の保管方法
転居時の対応(全国チェーンでない場合)
まとめ|遠近両用眼鏡は”比較と試着”が成功のカギ!
どの店舗やブランドにも強みがありますが、大切なのは「自分のライフスタイルに合うかどうか」。実店舗で試着する、事前に測定してもらうなど、慎重な比較が失敗しないコツです。
価格重視なら:JINS、Zoffがおすすめ
技術力重視なら:メガネスーパー、愛眼がおすすめ
アフターケア重視なら:専門店系(愛眼、メガネスーパー)
初心者の方は:必ず店舗で試着・相談を
遠近両用眼鏡は一度作ったら数年は使うものです。少し時間をかけてでも、信頼できる店舗でじっくり相談して選ぶことをおすすめします。