ジャスミンの香りって、一度嗅ぐと忘れられない魅力がありますよね!
フワッと甘くて、ちょっぴりエキゾチック。まるで南国の楽園にワープしたかのような気分になります。
「ジャスミンを育てたい!」と思っても、「ジャスミンは寒さに弱くて育てにくい…」「もっと手軽にジャスミンみたいな香りを楽しめる花はないの?」とためらってしまいます。
ここでは、ジャスミンに似た香りを楽しめる花 を7つ紹介します!
育てやすいものから、切り花や香水として楽しめるものまで、バリエーション豊かに集めました!
ジャスミンの香りの特徴
ジャスミンの香りは、「フローラル系」の中でも特に 濃厚で甘く、官能的 な香り。
香水やアロマオイルでよく使われるのも納得の香りですね!
実はジャスミンの香りは、心を落ち着かせるリラックス効果 だけでなく、幸福感を高める作用 もあるんです。
ストレス社会に生きる私たちには、まさに 「癒しの香り」 と言えるでしょう。
1. ステファノティス(マダガスカルジャスミン)
まず最初にご紹介するのは、「マダガスカルジャスミン」という名前を持つ ステファノティス!
名前に「ジャスミン」と入っていますが、実は ジャスミンとは別の植物 なんです。
とはいえ、その香りはジャスミンに負けず劣らず 甘く爽やかで上品。
🪽ステファノティス(マダガスカルジャスミン)
植物的には関係ないけど香りがジャスミンに似ている花。(ジャスミンよりスパイシー)
形も香りも少しチュベローズのようでもあります。天然香料は作られてませんが、花の香りを再現して香水にも利用されています🌟 pic.twitter.com/0hF4hsPw8z
— フレグランスプラント|香りの植物 (@fragranceplant) September 15, 2024
見た目と香りの特徴
ステファノティスの花は 純白の星形 をしていて、まるでウエディングブーケのような美しさ。
実際に、結婚式の装花にもよく使われるんですよ。
香りは、ジャスミンと同じく 甘くて華やか。
でもジャスミンより 少しフルーティーな印象 があって、どことなく南国の風を感じさせます。
育て方のポイント
「香りが気に入った!育ててみたい!」と思ったら、ぜひステファノティスを育て方てみましょう!
- 日当たりの良い場所で育てる → 室内なら窓際、屋外なら半日陰がベスト!
- 水やりは控えめに → 土の表面が乾いたらたっぷりと。過湿はNG
- 寒さに弱いので冬は室内へ → 10℃以上をキープできる場所が理想
香りもよく、見た目も美しいステファノティス。
「ジャスミンは難しいけど、似た香りを楽しみたい!」という方にピッタリの花です。
2. ガーデニア(クチナシ)
ジャスミンに負けない甘く濃厚な香りを楽しみたいなら、「ガーデニア(クチナシ)」がおすすめ。
特に 夜になると香りが強くなる ため、夕方以降に庭やベランダで漂う香りを堪能できます。
見た目と香りの特徴
ガーデニアの花は、 クリームがかった純白の八重咲き で、まるでバラのような豪華さがあります。
開花すると、ジャスミンに似た 甘く官能的な香り を放ち、庭全体を包み込むような存在感を発揮します。
ジャスミンよりも バニラのような甘さが強く、フローラルな中にも温かみを感じるのが特徴です。
香水やアロマにもよく使われており、高級感のある香りを求める方にぴったりです。
育て方のポイント
ガーデニアは比較的育てやすいですが、環境によっては少しコツが必要です。
- 日当たりと風通しの良い場所で育てる(強い直射日光は避ける)
- 水切れに注意し、土が乾いたらたっぷりと水やり
- 酸性の土壌を好むため、ピートモスや鹿沼土を混ぜるとよい
- 冬の寒さに弱いので、寒冷地では室内管理を推奨
香りの持続力が高く、一度育てると毎年楽しめるのも魅力です。
庭木や鉢植えとして育てることで、手軽にジャスミンに似た香りを満喫できます。
3. ハニーサックル(スイカズラ)
ジャスミンのような甘い香りを楽しめるつる性植物を探しているなら、ハニーサックル(スイカズラ)がおすすめ。
特に夕方から夜にかけて香りが強くなり、庭やベランダに優雅な雰囲気を演出してくれます。
見た目と香りの特徴
ハニーサックルは、 赤や黄色、ピンクなどの小さな花が房状に咲く のが特徴。
花の形が細長く、ミツを吸うことができることから、「ハニー(蜜)サックル(吸う)」という名前がつけられました。
香りはジャスミンと同じく 甘く、少しスパイシーなニュアンス があります。
品種によっては、柑橘系の爽やかさが感じられるものもあり、フローラルな香りが好きな人にぴったりです。
育て方のポイント
ハニーサックルは丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめの植物です。
- 日当たりと水はけの良い場所を選ぶ(半日陰でも育つが、花付きが良くなるのは日当たりの良い環境)
- つるが伸びるので、フェンスやトレリスに絡ませると美しい
- 水やりは土が乾いたらたっぷりと
- 剪定をすると花付きがよくなり、形も整えやすい
地植えはもちろん、鉢植えでも楽しめるため、ベランダガーデニングにも向いています。
香りを楽しむだけでなく、目隠しやグリーンカーテンとして活用するのもおすすめです。
4. オレンジブロッサム(オレンジの花)
(画像はミカンの花)
ジャスミンに似た香りを持つ花の中でも、フルーティーな甘さを楽しめるのが オレンジブロッサム(オレンジの花) です。
柑橘系の爽やかさと、ジャスミンのような華やかさを兼ね備えた香りで、香水やアロマにもよく使われています。
見た目と香りの特徴
オレンジブロッサムの花は、 小さな白い星形 をしており、春になるとたくさんの花を咲かせます。
花が咲くと同時に、柑橘系特有の 甘く爽やかな香り が広がり、庭や室内を心地よい空間にしてくれます。
香りは、ジャスミンと似たフローラルな甘さに、ほんのりとしたシトラスのアクセントが加わったもの。
そのため、重すぎず軽やかで、ナチュラルな香りを楽しみたい人にぴったりです。
育て方のポイント
オレンジブロッサムは柑橘類の木なので、果実も楽しめるのが魅力です。育てる際のポイントを紹介します。
- 日当たりの良い場所で育てる(屋外なら風通しのよい環境が理想)
- 水はけの良い土を使う(鉢植えなら、柑橘類用の培養土が適している)
- 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと
- 寒さに弱いので、冬は室内で管理するのがおすすめ
春から初夏にかけて美しい花を咲かせ、秋には果実を楽しむこともできるため、観賞用にも実用的にも優れた植物です。
5. プルメリア
南国のリゾート地を思わせるエキゾチックな香りを楽しみたいなら、「プルメリア」がおすすめです。
ハワイやバリ島ではレイ(花飾り)としても使われ、香水やアロマオイルにも多く用いられています。
見た目と香りの特徴
プルメリアの花は、 白やピンク、黄色などの美しいグラデーション が特徴的。
花びらは厚みがあり、ほんのりとした光沢を持っています。
香りはジャスミンに似ており、 甘く濃厚でありながらも上品。
バニラやココナッツのようなニュアンスも感じられるため、トロピカルな香りを楽しみたい人にぴったりです。
育て方のポイント
プルメリアは寒さに弱いので、温暖な気候での栽培が適しています。
- 日当たりの良い場所で育てる(特に春~夏はしっかりと日光を浴びせる)
- 水やりは控えめに(乾燥には強いが、過湿に弱い)
- 寒さに弱いので、冬は室内で管理する(最低気温が10℃を下回るときは注意)
- 成長が早いので、大きくなったら剪定して形を整える
プルメリアは、鉢植えでも育てやすく、屋外ではもちろん、ベランダや室内でも楽しむことができます。
南国の香りを自宅で手軽に味わいたい人におすすめです。
6. チューベローズ(チュベローズ)
ジャスミンの香りが好きな人にぜひ試してほしいのが、「チューベローズ」です。
その香りは「夜の女王」とも称されるほど魅惑的で、フレグランス業界でも高く評価されています。
見た目と香りの特徴
チューベローズは、 白く細長い花が穂状に咲く のが特徴。
エレガントでありながら、どこか幻想的な雰囲気を持つ花です。
香りはジャスミンに似ており、 甘く濃厚で官能的。
時間帯によって香りの印象が変わり、特に夜になると強く香ります。
そのため、夜のリラックスタイムにぴったりの花です。
育て方のポイント
チューベローズは球根植物で、比較的育てやすいのが特徴です。
- 日当たりの良い場所で育てる(日光が不足すると花付きが悪くなる)
- 水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと(乾燥しすぎないよう注意)
- 寒さに弱いので、冬は球根を掘り上げて保管するのが理想
- 肥料を適度に与えると花がよく咲く
ジャスミンに似た芳醇な香りを楽しみたいなら、チューベローズは間違いなくおすすめの花です。
切り花としても香りが持続するため、室内に飾るのも良いでしょう。
7. ヘリオトロープ
ジャスミンに似た甘い香りを持ち、ガーデニングでも人気が高いのが「ヘリオトロープ」です。
「恋の花」とも呼ばれ、香水やアロマオイルの原料としても使われることがあります。
見た目と香りの特徴
ヘリオトロープの花は、 紫や白の小さな花が密集して咲く のが特徴です。
クラシカルな雰囲気を持ち、庭や鉢植えで育てると上品な印象を与えてくれます。
香りはジャスミンに似ており、 バニラやアーモンドのような甘さが特徴的。
濃厚で華やかさがありつつも、どこか優しい印象を持つ香りです。
育て方のポイント
ヘリオトロープは比較的育てやすく、初心者でも挑戦しやすい植物です。
- 日当たりの良い場所で育てる(日光が不足すると花付きが悪くなる)
- 水やりは土が乾いたらたっぷりと(過湿にならないよう注意)
- 寒さに弱いので、冬は室内で管理するのがおすすめ
- 花を長く楽しむために、こまめに花がら摘みをする
鉢植えでも育てやすく、ベランダや室内でジャスミンに似た甘い香りを楽しめます。
芳香性の高い花を探している人には、ぜひおすすめしたい植物です。
まとめ:ジャスミンに似た香りの花を楽しもう!
ジャスミンに似た香りを持つ花は、意外とたくさんあります。
それぞれに特徴があり、香りのニュアンスも微妙に異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶのがポイントです。
今回紹介した花の一覧
花の名前 | 香りの特徴 | 育てやすさ |
---|---|---|
ステファノティス(マダガスカルジャスミン) | 甘く爽やかで上品 | ★★★★☆ |
ガーデニア(クチナシ) | 濃厚で甘く官能的 | ★★★☆☆ |
ハニーサックル(スイカズラ) | 甘さの中にスパイシーさがある | ★★★★★ |
オレンジブロッサム(オレンジの花) | フローラル+柑橘の爽やかさ | ★★★★☆ |
プルメリア | バニラやココナッツのような甘い香り | ★★★☆☆ |
チューベローズ | 濃厚で夜に強く香る | ★★★☆☆ |
ヘリオトロープ | ジャスミン+バニラのような甘さ | ★★★★☆ |
ジャスミンのような香りを手軽に楽しみたいなら、香水やアロマオイルに使われる花を選ぶ のも良い方法です。
また、ガーデニングとして楽しみたい場合は、育てやすさや気候に合った花を選ぶ ことが大切です。
自宅の庭やベランダにジャスミンに似た香りの花を植えれば、いつでもリラックスできる空間を作ることができます。
ぜひ、自分にぴったりの花を見つけて、香りのある暮らしを楽しんでください。