「両日とも」「両日ともに」はどっちが正しい?ビジネスでも使える丁寧な言い回し

広告
広告
学び
本ページはプロモーションが含まれています

「両日とも」と「両日ともに」、どっちが正しいの?と迷ったことはありませんか?
実はどちらも間違いではありませんが、文法的な使い方や印象に違いがあります。「とも」は副助詞、「ともに」は副詞。つまり、文章のどこを修飾するかがポイントなんです。

この記事では、「両日とも」「両日ともに」の正しい意味と使い分けを、ビジネスメールでの実例を交えながらわかりやすく解説します。読めばもう迷わない、自然で丁寧な日本語表現が身につきますよ。

スポンサーリンク

\お買い物マラソン開催中/ 楽天ランキングペ ージはこちら<PR>

結論|「両日とも」「両日ともに」はどちらも正しいが、使い分けが大切

「両日とも」と「両日ともに」は、どちらも「2日間どちらも」という意味で使えます。
ただし、文法上の役割が違います。

表現 品詞 主な使い方 印象
両日とも 副助詞(名詞を修飾) 「両日とも出席します」など、名詞とセットで使う カジュアル・口語的
両日ともに 副詞(動詞・文全体を修飾) 「両日ともに天候に恵まれました」など、文全体を修飾 丁寧・フォーマル

「とも」は名詞を修飾して“両方を含む”ニュアンスを出し、「ともに」は動詞や文全体にかかり“共に〜した”という印象を与えます。つまり、使う位置と文のトーンで選び分けるのが自然です。

 

「両日とも」「両日ともに」の意味と文法の違いを解説

ここでは『とも』と『ともに』の文法的な違いを基礎から整理し、それぞれの使い方を例文付きで紹介します。

「両日とも」=名詞を修飾する助詞的な使い方

「両日とも」は、副助詞の「とも」を使い、名詞にかかる形で使います。たとえば「両日とも出席します」「両日とも満員でした」など。口語でも自然で、柔らかい印象があります。日常会話や社内のやりとりでもよく使われる言い方です。また、「両方の日」「二日間の両方」といった具体的な言い換えも可能で、話し手と聞き手の共有している日程を強調するときにも便利です。文の主語や目的語に自然に溶け込み、文脈を補足する役割を果たします。

「両日ともに」=動詞・文全体を修飾する丁寧表現

「両日ともに」は副詞で、文全体を修飾します。たとえば「両日ともに天候に恵まれました」や「両日ともにご協力をいただき感謝申し上げます」といったように、かしこまった言い回しでよく見られます。フォーマルなビジネス文書や挨拶文にも適しています。さらに「ともに」は敬意や一体感を表す表現でもあり、「皆さまとともに」などのように、共感や協力のニュアンスを強める効果があります。

「に」がつくことで“かしこまった印象”になる理由

「に」がつくことで副詞化され、文章全体を整える印象になります。そのため、「両日ともに」は書き言葉やビジネスシーンでの使用が自然。「に」があることで、リズムが整い、文体が上品に感じられる効果もあります。また、語尾に「に」をつけることで文全体に余韻が生まれ、相手への配慮や品格を感じさせる点も特徴です。

 

ビジネスメールでの使い方と例文集

この章ではビジネスメールの具体例を通して、承諾・断り・保留などシーン別に自然で丁寧な言い回しを学びます。

【承諾の場合】予定を快く引き受ける表現

(例)「両日ともにご指定のお時間で問題ございません。」
→「に」を加えることで、丁寧で落ち着いた印象に。取引先や上司宛にも安心して使えます。また、「承知いたしました」「かしこまりました」などと組み合わせることで、よりビジネスライクな印象になります。文末を「問題ございません」「対応可能でございます」と言い換えると、文章全体が柔らかく聞こえます。相手の依頼を快く受ける姿勢を伝えるには最適な一文です。

【一部都合が合わない場合】やんわり断る例

(例)「両日ともは難しいのですが、初日のみ参加可能です。」
→助詞の「とも」を使うことでやわらかく自然な断り方に。親しみを保ちながら丁寧に伝えられます。さらに「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」を添えると、より丁寧で礼儀正しい表現に。断りの印象を和らげつつ、前向きな姿勢も示せます。

【調整中の場合】柔らかく保留する表現

(例)「両日ともに予定を確認の上、改めてご連絡いたします。」
→「ともに」で全体を整え、フォーマルな印象を残しつつ丁寧に対応する場面に最適です。また「確認の上」「再度ご案内いたします」などを加えることで、誠実さと責任感を伝える表現になります。相手に安心感を与えたい場合にも効果的です。

 

「両日」を使った類似表現・言い換えフレーズ

『両日』を使った類似表現を比較し、シーンに応じた柔軟な使い分け方とビジネスメールで使えるテンプレート例を紹介します。

「両日いずれか」「両日とも可能」「いずれの日も」など

「両日」と一緒に使われる表現には、目的やシーンに応じた言い換えもあります。

表現 ニュアンス 使用シーン
両日いずれか どちらか1日を選ぶ スケジュール調整のとき
両日とも可能 どちらも参加可能 柔軟な対応を示すとき
いずれの日も どちらの日でも 丁寧で文書向き

 

【テンプレート例】ビジネスメールでそのまま使える文例

(例)「両日ともにご対応いただけますと幸いです。」
(例)「いずれの日もご都合のよい方でご調整ください。」

→どちらも自然で、相手に選択肢を与える表現です。

 

カジュアルな表現に言い換える場合

(例)「両日ともOKです」「両方の日とも伺えます」など。

社内チャットや気心の知れた相手との会話では、硬さを抜いた言い方も違和感がありません。文体を柔らかくしたいときにおすすめです。

 

まとめ|シーン別に「に」を使い分けよう

「両日とも」と「両日ともに」はどちらも正解。ただし、使うシーンによって印象が変わります。

シーン おすすめ表現 印象
日常会話 両日とも 自然・話し言葉
ビジネスメール 両日ともに 丁寧・フォーマル
公文書・挨拶文 両日ともに 格調高く上品

つまり、「両日とも」は気軽なやりとりに、「両日ともに」は相手に敬意を伝えたいときに使いましょう。使い分けを意識するだけで、文全体の印象がぐっと洗練されます。

タイトルとURLをコピーしました